日本三大祭りの一つとして、徹夜おどりでも有名な「郡上おどり」についてご紹介させていただきます。場所は、岐阜県郡上市八幡町。2025年は7月12日（土）～9月6日（土）にかけて行われます。30日以上の期間で行われる行事ですが、中でも8月13日（水）～8月16日（土）の4日間で行われる盂蘭盆会（うらぼんえ）の徹夜おどりが、最も人が集中し、盛り上がります。
詳細について、初めての方でも安心して祭りに参加できるように、ご紹介させていただきます。初めてでも、見よう見まねで踊っていると、踊れるようになるそうなのでご心配なく♡
「郡上おどり」とは
郡上おどりとは、郡上ネギでも有名な、岐阜県郡上市で行われるお祭りです。
日本三大盆踊りの一つとして有名で、2022年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。なんとなく、徹夜で盆踊りをするお祭りでしょ！？てな感じで、ご存じの方も多いと思います。
まず、郡上おどりは7月12日(土)～9月16日（土）までの期間の30日以上の長い期間で行われます。もっとも、集中して盛り上がるのが8月13日（水）～8月16日（土）の4日間の盂蘭盆会（うらぼんえ）という徹夜おどりです。
詳細は後程、ご紹介させていただきますが、7月から９月のシーズン中のこの期間の参加者は30万人にもなります。下町が人で溢れる様子が圧巻の風景とのことです。
一度参加すると、また参加したいと訪れる方も多いみたい。
初めてで、踊りがわからなくても、周りで踊っている地元の方が優しく教えてくれたりなど、地元の方との交流ができるのも素敵な出会い、思い出になります。
もちろん、そのままの服での参加も可能ですが、浴衣姿の方が多いです。
浴衣と下駄で参加することで、祭りの雰囲気にさらに溶け込み、そして、もっと楽しむことができると思います。
屋台も出て、郡上のグルメもお楽しみいただけます。少しだけお酒を引っかけて、気持ちよくなって踊るのも、とても気持ちがいいのではないでしょうか。酔わない程度に・・・（笑）
長い時間踊りつづけます。踊りも10種類と多く、単調にならないように緩急がつけられた踊りで構成されていて、工夫がされているそうです。
覚えるのも大変ですが、初めての方も、見て真似して踊っていると、ちゃんと踊れるようになるそうです。しっかり覚えて参加したい方は、講習会が定期的に行われているそうなので、講習を受けてみるのもいいかと思います。
地元の方はもちろん、観光客も沢山参加しているお祭りですので、詳細をご案内させていただきます。
日程
| 郡上おどり 2025 | |
| 日程 | 2025年7月12日（土）～9月6日（土）
盂蘭盆会 2025年8月13日（水）～8月16日（土） 4日間 |
| 場所 | 岐阜県郡上市八幡市街地 |
| MAP | |
| 主催者 | 郡上おどり運営委員会 |
| 問合せ | 郡上八幡観光協会
0575-67-0002 |
スケジュール
30日以上のロングランの祭り。郡上おどりは、各町内の縁日に合わせて各地で開催され、郡上の街を巡り各所で踊られます。最も盛り上がるのは盂蘭盆会（うらぼんえ）の４日間の徹夜おどりですが、この祭りを知る観光客の方の中には、ゆっくり踊りを堪能したいという方もいて、盂蘭盆会の期日以外の日を狙って踊りに行く方もいるみたいです。
日程の確認は公式のサイトで詳細を確認できますので、ご覧になるといいと思います。
平日 ・日曜 午後８時～午後１０時３０分
土曜 午後８時～午後１１時
もちろん、クライマックスとなる盂蘭盆会（うらぼんえ）が最大の盛り上がりとなります。地元の方との交流を含め、人が集まる場所には出会いがあります。数年前にこの祭りで、出会い、毎年年賀状のやりとりをしていて、このお祭りで再会をして一緒に踊りを楽しんだという方もいました。
そのキッカケも、「すてきな浴衣ですね～♡」と声をかけたのがキッカケだそうです。
素敵ですね。郡上の夏の風物詩として、歴史を刻んだこのお祭りに込められた思いも素敵なものなのです。
盂蘭盆会（うらぼんえ）の日時
| １３日（水） | 午後８時～翌朝４時まで 場所：新町～橋本町 |
| １４日（木） | 午後８時～翌朝５時まで 場所：新町～橋本町 |
| １５日（金） | 午後８時～翌朝５時まで 場所：橋本町～新町 |
| １６日（土） | 午後８時～翌朝４時まで 場所：本町 |
郡上おどりの歴史
江戸時代から出会いや友情愛情が育まれる唯一の社交場となり、士農工商の融和を図るために無礼講で踊ることが奨励されたそうです。踊りを通じて平和を楽しむために盛んになりました。
盂蘭盆会（うらぼんえ）とは仏教が深く関わっていて、祖霊を供養するもので平安時代に広がった念仏踊りが始まりで今に受け継がれています。
踊りの種類
踊りの種類は、なんと10種類！！
平成8年には、全曲が国重要無形民俗文化財に指定されています。
| 踊り | 特徴 |
| ①古調かわさき | 昔の農工の所作がとり入れられた動き |
| ②かわさき | 「郡上の八幡出てゆく時は 雨も降らぬに袖しぼる…」で有名 |
| ③三百 | 地踊り |
| ④春駒 | 馬に鞭打ち走る勇ましい姿を表現、威勢のよい踊りの動き |
| ⑤猫の子 | 子猫のかわいらしい所作を真似て、足腰を奔放に動かす愉快な踊り |
| ⑥さわぎ | 三味線、太鼓もなく、派手に手拍子と踏み鳴らす下駄の音が勢いよく響き、踊り子との掛け合いでもりあがる。 |
| ⑦甚句 | 各地方で唄い継がれたもの |
| ⑧げんげんばらばら | 動きが早い。御殿女中の手毬つきの様子を元に、優雅な踊り。 |
| ⑨やっちく | 落ち着いた調子。歴史を感じる。 |
| ⑩まつさか | 単調で長く愛されている曲。 |
①古調かわさき→②かわさき→③三百と少しずつ激しさが増し、⑨やっちくでゆったりとした調子になります。
踊りは徹夜で踊られる為、緩急がつけられた様々な踊りと単調さを避けた唄やお囃子で構成されています。順番も、運動科学を元に考えられ、長く踊り続けられるように工夫してあるそうです。
踊りに参加した人の感想・コメント
- 下駄の音が揃って響くといつも感動！！
- 知らない人が優しく教えてくれた。
- 上手な方が中央を颯爽と踊っていく姿がかっこよい！
- 最初は見よう見まね。そのうち踊りを極めたくなる。
- 踊っていると元気がでる。
- なんともいえない一体感がある。
郡上おどりの楽しみ方
まずは、見よう見まねで踊っていると、踊りは自然と覚えられます。そして、参加者の方の感想コメントでも多かった「地元の方が優しいので、教えてくれます。」
最初は勇気が必要かもしれませんが、地元の方達は輪に入り踊ってくれることを大歓迎なので、へたくそでもいいのです。楽しく賑やかに一緒に踊るだけでOK！！
更に楽しみたい方は、「てぬぐい」「下駄」「浴衣」を纏い参加すると、とけこみやすく、更に一体感を感じられると思います。
なかでも「下駄」はキーアイテムです。なぜなら・・・
下駄の音色が重要・・・「カーンカーン」という音は悪霊を追い払うため、そして、リズムを合わせるのにも欠かせない音色とされています。踊りでも、「春駒」の踊りでは下駄を打ち鳴らす動作が多く、下駄を鳴らして踊るのが醍醐味です。
休憩所・赤ちゃん駅 施設紹介 2024年版
◇休憩所
- 日吉町中央コミュニティ（有料）
- 八幡小学校体育館（無料）
◇赤ちゃん駅
- 旧庁舎記念館 8：30～20：00まで（16日のみ 18：00まで）
- まちなみ交流館 終日
- 徹夜おどり対策本部（仮設） おどり開始～おどり終了まで
- 町屋敷越前谷 9：00～20：00まで
2025年版の変更があり次第、更新いたします。こちらは2024年の情報です。
屋台について
初日の「おどり発祥祭」「盂蘭盆会（うらぼんえ）」では複数の屋台が並びます。
郡上おどりの屋台では、天然鮎の塩焼き、鶏ちゃんの郷土料理からスイーツ、など郡上のグルメから、定番のメニューまで豊富です。
屋台は祭を盛り上げるためにも必要な催しですよね。もちろんお腹も空きますし。
眠くなってくる夜中でも明かりが灯っていると、安心して今日は特別に起きていていいんだ！踊ってていいんだ！て気持ちにさせてくれます。
注意点
一晩中踊るので、汗だくになると思いますので、水分補給をこまめに行ってください。
無理せず、休みながら踊りを楽しんでくださいね♡
アクセス
最寄りの駅は長良川鉄道郡上八幡駅です。会場によって異なるので、各会場までは、公式のホームページより確認いただけます。
車：東海北陸道郡上八幡ICから国道156・256号経由で、距離・時間は会場によって異なります。
交通規制・駐車場 2024年版
交通規制
- 13日・16日 19：00～翌朝5：00
- 14日・15日 19：00～翌朝6：00 ※新橋のみ16：00から規制あり
駐車場
有料になりますが、市街地各所に駐車場が用意されています。誘導員が配置されているそうで、空き状況もとに誘導してくださるそうです。
シャトルバス
八幡中学校から郡上八幡城下町プラザまでシャトルバスが運行されました。
時間：19：00からおどり終了後30分後まで
※2025年の情報の変更がありましたら、内容の更新をさせていただきます。参考にまで。
まとめ
郡上おどりをご紹介してきました。
日本で三本の指に入る、大きな盆踊りです。
皆で楽しく踊る機会ってめったにないものです。体を動かし、お囃子に合わせて大勢で楽しく踊るとそれはもう、とても気持ちが良いものだと思います。
ぜひ、郡上おどりに行ってみたいと思う方は参考にされてください。
お役に立てたら幸いです♡
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