「熊谷うちわ祭り」を皆さんご存じでしょうか?埼玉県熊谷市の夏の一大イベントで、7月20日(日)~7月22日(火)の3日間で行われるお祭りです。三日間で70万人の来場者数を誇り、伝統ある祭として代々受け継がれています。なぜ「うちわ」が関係しているの?なにが見どころ?と疑問をもつ方もいらっしゃると思います。
概要と、見どころ、駐車場情報などお役に立つ情報を紹介させていただきます。
熊谷うちわ祭り とは
埼玉県熊谷市の八坂神社の例大祭で「関東一の祇園」といわれています。7月20日~7月22日の3日間で行われ、例年70万人の来場者を魅了します。
写真提供:熊谷市
厳粛な神事から始まり、初日の早朝から神様を神輿に遷し、渡御が行われます。
八坂神社に祀られている御神体を神輿に遷し、御神輿を担ぎ、行宮(お祭り広場)までお運びすること。
早朝から鳶職により神輿が担がれ、八坂神社を出発し渡御が開始されます。途中4か所で地域の安全と商売繁盛を願い、神事が行われます。各地域の山車屋台は、迎え囃子といいう、神輿を迎えるお囃子を奏でて待機します。
八坂神社から、行宮までおよそ11㎞の距離を4時間程かけて巡行します。
神輿渡御が終わると、山車・屋台がJR熊谷駅前に集結しお囃子を叩き合います。横一列に並んだ山車・屋台をご覧になられるのは、初日の、この日だけのようです。
豪華絢爛な山車・屋台が並び、それはとても圧巻される風景です。シャッターチャンス!!
それでも、まだこの日は祭が始まったばかり、これから徐々にお祭りのボルテージは上がっていき、二日目の巡行祭を迎えます。
見どころは、二日目、三日目とつづく、「曳っ合せ叩き合い」です。
後程詳しくご紹介させていただきます。
日程
熊谷うちわ祭り | |
日程 | 2025年7月20日(日)~7月22日(火) |
場所 | 中心市街地 |
MAP | |
主催 | 年番町と一般社団法人熊谷市観光協会 |
問合せ | 048-594-6677(一般社団法人熊谷市観光協会) |
7月20日(日) | 6:00~ 「渡御祭」
18:30~ 「初叩き合い」 |
愛宕八坂神社~市街地
JR熊谷駅北口 |
7月21日(月) | 17:00~19:00 「巡行祭」 | 国道17号 |
7月22日(火) | 9:00~11:00 「行宮祭」
20:00~ 「曳っ合せ叩き合い」 20:30~ 「年番送り」 23:30~ 「還御祭」 |
御仮屋(行宮)
お祭り広場 お祭り広場 御仮屋~本宮 |
「巡行祭」は以前は、日中に行う大イベントでしたが、現在は熱中症対策も兼ね夕方からの時間帯に変更されました。
なぜ「うちわ祭り」というのか?
もともと、祭りの期間中に町の商店が疫病除けの為に赤飯を振舞っていた祭りだそうですが、明治時代に料亭「泉州楼」の主人が江戸から買い入れた渋うちわを配布すると評判が良く、うちわを配るようになったのが始まりで、お祭りの名前はこのことからきているみたいです。
熊谷うちわ祭で配られるうちわは「奉納うちわ」として、熊谷市内で疫病退散や五穀豊穣を祈願して配られています。
見どころ
「曳っ合せの叩き合い」が迫力満点で、これを楽しみに来場する方が多いです。
熊谷市内、12町区から山車・屋台が出ており、12台の山車・屋台が市街地を巡行します。そして、夜になると「曳っ合せの叩き合い」が行われます。
「叩き合い」とは、各町内がお囃子で競い合うことをいいます。
力いっぱいに、各町内が熊谷囃子を打ち合い競うのですが、いかに相手に釣られずに自分達のお囃子を演奏できるからしく、囃子方の子供達は一生懸命に声を出して力いっぱい太鼓や鉦、笛を演奏します。
子供達は練習を重ねて、本番を迎えます。おじいちゃんから、お父さん、お兄さんと、代々と受け継がれているのでしょうか、参加している子供達も、伝統をしっかりと受け継ぎ、誇らし気にお囃子を演奏しています。
高校三年生になると、その年が最後の囃子方としての参加。最後の囃子方の役目を終え涙している姿がありました。
迫力満点で、観客を魅了するお囃子の叩き合いを、どうぞ楽しみに会場に向かわれてください。
誇り・伝統・歴史
疫病退散・五穀豊穣・商売繁盛などを祈願するという、熊谷の文化を象徴する伝統的な祭りです。熊谷市民はこのお祭りをとても誇りにしています。
祭りを支える人々の熱意は素晴らしいもので、世代を超え、時代を超え、祭り文化を継承し、それぞれのお役目を誇らしくやり遂げ、また、お祭りの盛り上がる景色を見ては素晴らしい笑顔を見せます。
愛してやまない祭りだと伝わってきます。
そして、祭りの中でよく出てくるワードについて知っておくといいのでお伝えします。
第壱本町区、第弐本町区、筑波区、鎌倉区、仲町区、弥生町区、銀座区、荒川区の8ヶ町が持ち回り当番で「年番」を受け持ちます。次の祭り終了まて、全ての統括と雑用事を引き受けます。
◇総代長◇
年番町から選出されます。年番町の代表であり、祭の準備から本番まで一年を通して祭りを取り仕切ります。
◇大総代◇
総代長とは別で、年番町から選出されます。祭礼全体を統括する役目の方です。
アクセス
電車
- JR熊谷駅から徒歩5分
- 秩父鉄道熊谷駅から徒歩5分
車
- 関越自動車道東松山ICから国道407号経由で約20分
パーク&ライド 2024年情報
熊谷スポーツ文化公園西多目的広場(駐車場)→熊谷駅北口(祭り会場)
シャトルバス運行 30分間隔 ※駐車場無料
無料駐車場 2024年情報
- 市役所駐車場(宮町二丁目47番地1)
- 熊谷地方庁舎(末広三丁目9番地1)
- 八木橋第1駐車場(本石1丁目294)
- 八木橋第4駐車場(仲町45番地2)
- イオン駐車場(本石2丁目135)
※2025年は変更があるかもしれません。公開次第更新させていただきます。
無料駐車場は用意してありますが、できれば公共交通機関をご利用ください。祭の進行を妨げる混雑を招く可能性もあります。スムーズに祭が進行できるようにご協力をお願い致します。
まとめ
いかがでしたか?まだ詳細が決定していないこともありますが、新しい情報は分かり次第更新させていただきます。
熊谷の豪華絢爛な山車・屋台と迫力ある熊谷囃子を、どうぞ目の前でご覧ください。
歴史ある祭りを守り続ける熊谷市の方々の熱意と、一体感に是非触れてみてください。
心打たれるものがあると思いますよ♡お祭り好きは、行くべし!!(笑)
お役に立つ情報になれば幸いです。
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