大阪府岸和田市で行われる「岸和田だんじり祭」の日程や見どころ、歴史、観覧席などの情報をご紹介します。よく名前を聞くお祭りですが、どういうお祭りなの?もっと知りたい?今年は行って見ようかな?と考えている方にお役に立てる情報です♡
「岸和田だんじり祭」とは
大阪府岸和田市で行われる「だんじり祭」で、320年以上もの歴史ある有名なお祭りです。9月と10月で行われますが、両月(試験曳き・宵宮・本宮)3~4日で行われ、参加地区が9月と10月で分けられています。
行事 | 9月 | 10月 |
岸和田地区・春木地区 | 山直南地区・山直地区・東岸和田地区・山滝地区・八木地区・南帰守地区 | |
試験曳き | 7日(日)・12日(金) | 5日(日) |
宵宮 | 13日(土) | 11日(土) |
本宮 | 14日(日) | 12日(日) |
そもそも「だんじり祭」とはどのようなお祭りかご存じですか?
TV・ニュース等で、見たことがあると思います!!
豪華なだんじり(地車)に、法被姿の大勢の曳き手や、だんじりの上で飛び跳ねたり、団扇を持って舞う人がいて、ものすごい勢いで曲がっていく迫力ある映像!これは、「やりまわし」といい、見どころの一つです。
これぞ、男のかっこよさ!!勇ましさを感じる迫力満点、見ごたえ十分な内容です。
「だんじり祭」は、岸和田藩の五穀豊穣祈願のため、大阪府の岸和田市を中心に広まり、現在では西日本各地で行われるようになりました。少し危険を伴うお祭りではありますが、300年以上の歴史があり、伝統としきたりがしっかりと継承され、祭りの参加者は訓練に訓練を重ねて、真剣に祭に取り組みます。
この本気さと熱量、迫力に、毎年観客は魅了されます!現在では、来場者数は約30万人~50万人を誇る有名な祭となっています。
2025年の日程・場所・問合せ先
岸和田だんじり祭 | |
日時 |
《9月》
《10月》
|
場所 | 岸和田市中心市街地(JR南海本線 岸和田駅 周辺) |
MAP | |
主催 | 岸和田市各町会組織 |
問合せ | 岸和田市 観光課 観光振興担当
(代表)072-423-2121 |
9月祭礼の日程詳細
13日(土)
宵宮 |
午前6時~7時半 | 曳き出し | 各町のだんじりが一斉に各町から出発します。歴史的建造物が立ち並び、日常は静かな道である「疎開道」を、この日ばかりはいつもと違い、勢いよくだんじりが走行し、「ひきまわし」を行う様子が見られ、日常とは違い、そのギャップに魅力を感じる理由として人気です。 |
午前9時半~11時半 | 午前曳行 | 各町、だんじりを曳き、町中を駆け巡ります。曲がり角でおこなわれる「ひきまわし」にも注目!一番の盛り上がりを見せる見どころ!これを見たさに観客が祭りに訪れます。
引き続き午後も行われます。 |
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午後1時~5時 | パレード・午後曳行 | 駅前通商店街をパレードします。だんじりの披露がメインとなります。
それから引き続き、午後の曳行が始まります。 |
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午後7時~10時 | 灯入曳行 | だんじりに200個の提灯がつけられ、昼とは違い幻想的な風景となります。 | |
14日(日)
本宮 |
午前9時~午後0時半 | 宮入り | 各町、各々の鎮守の神様にお参りします。 |
午後1時~5時 | 午後曳行 | 午後は集中し、「ひきまわし」が行われる為、盛り上がりもピークを迎えます。混雑する時間帯です。 | |
午後7時~10時 | 灯入れ曳行 | 幻想的な風景に伴い、祭りの終盤を迎え、哀愁漂う曳行となります。 |
祭りの歴史
岸和田藩主 岡部長泰(おかべながやす)公
岸和田だんじり祭は、300年以上もの歴史があります。遡る元禄16年(1703年)に岸和田藩主が五穀豊穣を祈願し行った稲荷祭が起源とされています。
初期は狂言などの芸事を演じるものだったそうで、1745年の稲荷祭の時に城下町の人々により、小さなだんじりを曳行したのが始まりだそうです。
昭和47年に、TVで紹介されたことをきっかけに、全国に祭が広まり有名になっていきました。
祭りの特徴
・自主運営・・・それぞれの町が、自らの責任で運営
・自主警備・・・危険を伴う祭りであるため、各町の独自の安全ルールを設けて事故を防ぎます。
・自主規制・・・事故が起きたとき、怪我人が出た時の対応や警備も地域のボランティアが担当し、事故が起きた時の責任は町会の責任者が負うことになっています。
祭りに参加する者は、代々と受け継がれた伝統ある壮大なお祭りを安全に成功させる為に、この統制がとれた組織のなかで、祭りに携わる人々が、個々で自主の責任で役割を果たします。なので、真剣で熱量が半端なく、魅力を放つ祭りになっているということです。
さらに、これらをもとに「地域」を結びつけるという目的もあります。
岸和田市には、なくてはならない大切にされているお祭りです。
見どころ
●本宮で行われる宮入り(岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社)
●お囃子の演奏
だんじりパレード・曳行
《駅前のパレード》
令和5年9月16日 岸和田だんじり祭
パレード 中北町 pic.twitter.com/GLxz7E8Svd— 泉州地車激走録 (@senroku2014) September 16, 2023
《本宮 午後曳行》
令和5年9月17日 岸和田だんじり祭 本宮 午後曳行 下野町 カンカン場 ラストやりまわし pic.twitter.com/ro1FSKyBeJ
— 泉州地車激走録 (@senroku2014) September 17, 2023
《灯入れ曳行》
岸和田だんじり祭の灯入れ曳行、実にいい雰囲気です。ああ、夏が終わってしまう。 pic.twitter.com/Rq07igvwZu
— 大石始 (@OISHIHAJIME) September 15, 2024
町中を大勢の人達が、だんじりを曳き練り歩き、また目の前を勢いよく通りすぎていく様は迫力満点で鳥肌ものです。宵宮、本宮に日程が合わず行くことができない人は、試験曳きでご覧になるのも、本番さながらの迫力で楽しむことができます。
●岸和田駅周辺・・・開始地点であるため、各町のだんじりが一斉に繰り出す「曳き出し」がご覧いただけます。
●本町周辺・・・「やりまわし」が最高潮になる場所 岸和田駅から本町交差点にかけてが、とくに観覧者が多く集中します。祭の熱気と一体感を味わえる場所です。
宮入り
各町、各々の鎮守の神様にお参りします。
- 岸和田地区 22町 (岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社)
- 春木地区 12町 (弥栄神社)
岸和田だんじり祭 本宮
岸和田天神宮宮入り四番 藤井町 pic.twitter.com/MJhuY4xZuF
— けぃ@夢烏とあんズ (@keiAYA225) September 17, 2023
岸和田だんじり祭
南町の皆さんの宮入りの様子
岸和田城とだんじりのシチュエーションが厳かな感じでめっちゃ良いですわ〜🥹 pic.twitter.com/GCRNxa9zkk— ダン bike vlog GSX250R (@dan_sensyuRT150) September 15, 2024
※2025年(令和7年)のパレード・宮入りの順番は、9月1日(月)の「三郷の寄り合い」で決定されます。発表され次第お伝えいたします。
お囃子
《楽器》 篠笛(二管)・小太鼓・鉦・大太鼓
《役割》 曳き手の心を一つにすることが一番の役割。拍子にも種類があり「並あし」・「半きざみ」・「きざみ」があります。曳行の状態に応じて拍子を切り替えています。
太鼓の音にも注目してみてください。4つのリズムがあるとか…
- 一直線になって一番走る時のリズム
- 歩いて曳くときのリズム
- やりまわしのリズム
- だんじりが止まっているときのリズム
お囃子に耳を傾けると、更に祭りの魅力を感じ楽しめると思います。
「やりまわし」について
山車の重さは約4トン!高さ4m、幅約2.5m、長さ4.5mという大きな山車を、勢いよく走りながら直角に向きをかえるところが見どころです!!
今週は岸和田だんじり祭を見に行きました。
岸和田は自分の自宅の近く(2〜4駅くらい隣の場所)で、自分の生活圏でもっとも大きなイベントなのでよく見に行きます。
曲がり角を勢いよく曲がる「やりまわし」はとても迫力満点でした!#だんじり #岸和田 #春木 pic.twitter.com/WG7VnGT6qF— :Katsuya: (@knrl4116) September 15, 2024
危険を顧みず、山車を曳く勇敢な男達の姿は、本当にかっこいいです。
それぞれ、持ち場を受け持ち、息を合わせなければなりません。数回訪れる、この「やりまわし」は、一回、一回集中しなければなりません。そのため、体力作りと、長期間の練習や訓練をし準備をするそうです。
持ち場の役割のなかで、ブレーキの働きをする左右の前梃子(まえてこ)と、舵をとる後梃子(あとてこ)がタイミングを合わせることが重要で難しいそうです。
そして、前梃子の役が非常に危険であり、熟練を要します。
腕の見せどころでもあるので、注目してご覧ください。
観覧席 情報
会場:カンカン場(大阪府岸和田市大北町1-3)
有料観覧チケット ローチケにて販売中!
販売は9月3日(水)22:00まで! お急ぎください!!
- 山側(コープ岸和田店駐車場)
4,400円~26,400円
※人気の席=金額が高い順
S席 迫力のある「ひきまわし」を一番近くで楽しめる席
A席 「ひきまわし」の後の曳き手達の表情を間近で見れる
B席 S・A席より後方にあり、安全にゆっくりご覧になりたい方にはオススメ!
C席 B席の後方の席で、高い位置から全体を見渡し、ご覧になれます。 - 海側(カンカンベイサイドモール)
ベンチ 3,300円~12,100円
ソファーVIP 22,000円~121,000円※海側のベンチ席は、山側の席より安めの価格となっていて、時間帯で金額が変わります。「ひきまわし」が行われる場所から少し離れた場所になるため、少し遠いかな~と思ってしまう席であることが理由だと思います。ですが、高い位置にあり着座でゆっくりとご覧いただけるので、全体を見渡せて、「ひきまわし」の流れを追いながらご覧になれます。楽しむのには申し分ない席です。※ソファーVIP席については、特典として、日除けのある場所で観覧でき、お土産やお弁当、アルコール付きのドリンクの飲み放題が付けられています。 - オプションメニュー山側・海側共に、お席によってはオプションで、フリードリンクやお土産が付く席もありますので確認されてください。
まとめ
岸和田だんじり祭についてご紹介させていただきました。
いかがでしたか?とても豪快でかっこいいお祭りです。
是非、この迫力を目の前でご覧ください。
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