新庄まつり 2025 日程と山車の魅力や歴史、観覧席やアクセスの情報紹介!

イベント

山形県新庄市で行われる「新庄まつり」について、日程と見どころや、山車の魅力をご紹介させていただきます。観覧席情報や、今年270年を迎えるにあたりお得な情報まで満載です。祭りに行かれる方の事前の情報収集にお役に立てたら幸いです。情報を得て、存分にお祭りを楽しんじゃいましょう!!

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「新庄まつり」とは

山形県新庄市で毎年同じ日の8月24日~26日の3日間で開催されるお祭りです。

見事な豪華絢爛な山車が毎年お披露目され、観客を魅了します。

今年も各町内から出される山車が、20台。山車は歌舞伎や物語を題材に、各町内の若連により制作されます。驚きなのが、プロが作るものではないということ。

題材の選定から、構図の決定、骨組みから山車の装飾、人形の制作、色付けまで全て若連の手により作られます。昼夜問わず熱心に情熱を注ぎ、壮大な山車を華やかに作り上げます。とても素晴らしい物です。

昼間の明るい中で曳かれる山車、夜に暗くなり明かりが灯る山車を楽しめることが、この祭りの醍醐味と言えるでしょう。

また、山車はユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されています。

山車と一緒に、お囃子も奏でられ、この祭りの魅力をたっぷりと味わうことができます。

珍しい「荻野鹿子踊」、「仁田山鹿子踊」もご覧になれます。

是非、新庄市の風物詩と言える「新庄まつり」に足を運んでみてはいかがでしょうか?人々の祭りにかける情熱を感じて祭の良さを味わえると思います。

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日程・スケジュール

新庄まつり
日程 2025年8月24日(日)~26日(火)

  • 8月24日(日) 宵まつり
  • 8月25日(月) 本まつり
  • 8月26日(火) 後まつり
場所 JR新庄駅周辺
MAP
主催 新庄まつり実行委員会
問合せ 0233-22-6855 (新庄商工会議所内)

3日間のスケジュール

《24日スケジュール》

行事 時間 場所
奉納新庄囃子 8:10~ 戸澤神社・護国神社・天満宮
新庄囃子合同演奏会 9:30~11:00 新庄ふれあい広場「アビエス」

※雨天時 ゆめりあ「花と緑の交流広場」

戸澤神社例大祭 10:00~ 戸澤神社
灯入式 18:00~18:20 中央通り交差点
宵まつり山車行列 18:30~20:30 中央商店街~新庄駅前ふれあい公園「アビエス」

《25日スケジュール》

行事 時間 場所
天満宮例大祭 7:00~ 天満宮
まつり行列出発 8:30~ 天満宮前広場
神輿渡御行列 9:00~15:45 最上公園出発→市内各所→石川町ごきげん通り(15:00)→最上公園到着(15:45)
本まつり山車行列(全20台) 10:00~16:00 老人福祉センター前出発→アビエス(10:40頃)→市内各所→本町通り(14:00頃)→三番橋十字路解散(16:00頃)

《26日スケジュール》

行事 時間 場所
護国神社例大祭 9:00~ 護国神社
子若連囃子演奏大会 9:30~11:30 ゆめりあ「花と緑の交流広場」
奉納 柔道大会 8:30~13:00 新庄東高武道館
奉納 弓道大会 9:30~16:00 市弓道場
奉納 鹿子踊 10:00~11:00 最上公園
飾り山車・囃子演奏会 10:00~16:00 駅前・本町・大町・中央通り
まちなか鹿子踊 13:00~13:15 南本町十字路
手締式 15:30 南本町十字路
まちなかカラオケエキサイティングショー 17:30~19:30 きらやか銀行新庄支店駐車場

 

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露店スケジュール

  • 24日(日)13:00~21:00 中心商店街(新庄駅から最上公園へと続く道)
  • 25日(月)13:00~21:00           〃
  • 26日(火)  9:00~20:00           〃

見どころ・魅力

各地域のお祭りには、それぞれの歴史や魅力があります。地域の歴史に触れ、祭りの内容、山車やお囃子の特徴、また地域に根付く儀式や珍しい踊りなど、知らないことも沢山ありますよね。

その、内容を少しでも知り、祭りに参加することが、祭りを楽しむ醍醐味です!!新庄まつりの見どころをピックアップしていきます。

宵まつり山車行列 24日(日)

新庄まつり | 山形県

引用:https://www.pref.yamagata.jp

日中、お囃子の奉納や演奏会、戸澤神社の例大祭が執り行われ、暗くなるとお囃子と共に各地域より山車が動きだします。

18時30分に、南本町十字路に山車が集合し、「ふれあい広場アビエス」を目掛けて巡行します。

夕方になると、立ち並ぶ露店を楽しむ人や、場所取りをして山車が通るのをまだかまだかと待ちわびる人達で混み合います。最上公園から新庄駅にかけて続く道に露店が立ち並び、その中を20台の山車が順番に進みます。

山車は全部で20台です。各町内から一台ずつ出される山車は、歌舞伎や物語を題材とし若連により制作されます。人形の頭や手、足の制作には100年以上続く人形彫刻師の家系である、野川家が手掛けますが、山車の題材から構図、骨組みや衣装、小道具、大道具、装飾などは全て若連が手掛けます。

毎年変わる各山車の題材となる物語を、これでもかっ!と言う程に繊細かつ大胆に表現し、躍動感溢れる豪華に制作された山車は、どれも素晴らしく、毎年観客を楽しませてくれます。

また、山車は子供達により曳かれます。これは、次世代に継承していくために、子供達にも地域の一員として意識を育む為に子供達に参加してもらっているそうです。

子供達は、まつりが近づくと、若連であるお父さんが、山車制作に出かけて行く姿をみて育ちます。また、お父さんは自分達の子供に誇りをもち山車を曳いてもらいたいと、山車制作に熱が入ります。

このように、祭り愛が強く、地域の方達の祭りにかける情熱により、素晴らしい祭りとして出来上がり、代々しっかりと継承されています。

ここで、昨年(2024年)に参加した若連と山車のご紹介をさせていただきます。

①東本町若連(あずまほんちょうわかれん)

鳴神

②沖の町若連(おきのちょうわかれん)

神の鳥

③落合町若連(おちあいちょうわかれん)

出羽三山開祖 鉢子皇子 「由良八乙女伝説」

④上金澤町若連(かみかねざわまちわかれん)

源平盛衰記

⑤上茶屋町若連(かみちゃやちょうわかれん)

あこや姫伝説~萬松寺松の由来~

⑥川西町若連(かわにしまちわかれん)

石橋

⑦北町若連(きたまちわかれん)

春興鏡獅子

⑧北本町若連(きたほんまちわかれん)

瀧の白糸

⑨清水川町若連(しみずかわちょうわかれん)  

風流 通し狂言 南総里見八犬伝

⑩下金澤町若連(しもかねざわまちわかれん)

風流 鎌倉悪源太義平~清盛入道布滝遊覧~

⑪新松本町若連(しんまつもとちょうわかれん)

一言坂の戦い

⑫末広町若連(すえひろちょうわかれん)

一勇齋國芳

⑬千門町若連(せんもんちょうわかれん)

二人道成寺

⑭大正町若連(たいしょうまちわかれん)

弁天娘女男白狼

⑮鉄砲町若連(てっぽうまちわかれん)

大江山の鬼

⑯時仲町若連(ときなかまちわかれん)

風流 神明鏡 玉藻の前の伝説

⑰馬喰町若連(ばくろちょうわかれん)

風流 義経千本桜 「川連法眼館の場」

⑱馬場町若連(ばんばちょうわかれん)

女暫

⑲南本町若連(みなみほんちょうわかれん)

沓手狐城落月

⑳若葉町若連(わかばちょうわかれん)

鯰の切腹

引用:https://shinjo-matsuri.jp

 

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神輿渡御行列 25日(月)

新庄藩の武士に扮した総勢200人余りが、町々を巡行します。

町々の人達の平安を護ってもらうものです。

御神輿の行列には、御神輿の警護をする侍がつきます。

御先手(おさきて)という、行列の到着をしらせる役人を先頭に、神官が道を清め、鉄砲組、長柄(ながえ)、長柄奉行と続きます。

中盤では、珍しい傘廻し(かさまわし)という、妙技をご覧になれます。これは、露払いの意味を兼ねたものらしく、見どころの一つとなります。

傘廻しに続き、神輿行列を道案内する神である猿田彦、榊台、榊小頭、三宝持ち、新宮、伊達小頭と続き、鋏箱(はさみばこ)という、長柄奉行、物頭、町奉行の衣装箱を運ぶ者の息のあった足さばきも披露します。

そのあとに続く、手代り(交代の者)、熊の積毛などの、あまり見られない行列の演出も目を引きます。

そのあとを、神馬、神官、御神輿小頭に続き、警護をされながら、御神輿がお目見えします。神輿の後には、見守るように、神官(天満宮の宮司)、町奉行と続きます。

本まつり山車行列 25日(月)

全20台の山車が町を巡行します。

老人福祉センター前出発 → アビエス(10:40頃) → 市内各所 → 本町通り(14:00頃) → 三本橋十字路解散(16:00頃)

昼間に観る、豪華絢爛な山車も夜とは違う魅力があります。細かいところまで、繊細に作られた山車を物語をイメージして、ご覧ください。

奉納 鹿子踊 26日(火)

鹿子踊(ししおどり)とは、カモシカを模した、五穀豊穣を願うための民族芸能です。

このお祭りでは、萩野・仁田山地域で伝わる荻野鹿子踊仁田山鹿子踊がご覧になれます。滅多にみることのできない芸能ですので、是非じっくり楽しんで観てください。

祭りの歴史

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宝暦6年(1756年)に、当時新庄藩の藩主戸沢正諶(とざわまさのぶ)が、大凶作を経験した領民に活気と希望をもたせるために始めたとされています。

270年という歴史があり、地域の人々の情熱は昔から変わらず引き継がれ、現代にまで伝えられてきました。

山車の魅力や、地域の方々や若連の、祭りに対する情熱が変わらないこと。鹿子踊りも始まった当初は地域ごと競いあうほどのものだったが、廃藩置県により一度衰退し、明治時代に萩野・仁田山地域のみが復活をして、今まで残っているそうです。

地域に根付く、素晴らしい歴史ある芸能を見せるお祭りなので、お祭り好きの方は是非ともご覧いただきたく思います。

観覧席・270周年記念無料席について

観覧席が用意されます。

24日(有料)

  • S席中央 4,500円
  • S席   4,000円
  • A席   3,000円
  • テーブル席(1席4名まで ※弁当付き) 35,000円

25日

270年記念全席無料!! 

先着800名(アビエス観覧会場に来場の方)、270年記念グッズプレゼント♡

※販売期間は7月23日までとなります。満席になり次第終了。

問合せ:新庄まつり実行委員会 0233-22-6855 (新庄商工会議所内)

アクセス・駐車場・交通規制

引用:https://shinjo-matsuri.jp

駐車場と、交通規制の場所を公式ホームページより確認いただけます。

交通規制の時間を確認したうえで、駐車場所の確認が必要です。

また混雑を回避する為に、公共交通機関の利用をおすすめします。

電車やバスのご利用の場合、最寄り駅は新庄駅です。新庄駅より徒歩で行くことが出来ます。

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まとめ

「新庄まつり」いかがでしたでしょうか。

開催日が迫って参りました。地域の方々や、若連の方達は熱を込めて準備に取り掛かっていることでしょう。

今年は、どのような物語が表現されているのか楽しみですね。20台もの山車の演出する物語風景を楽しみにして行かれてみてはいかがでしょうか。

 

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